Gizan KATOH Works - 加藤 巍山 作品 -

カテゴリ:白髪<斎藤実盛>( 1 )

白髪 -斎藤実盛- 其ノ弐

a0155529_19435392.jpg

a0155529_19453759.jpga0155529_12344960.jpg



~斎藤別当実盛~平家の武将。
齢七十にして白くなった鬢髭を黒く染め最期になるであろう戦に臨む老武者。
時代の大きなうねりの中で平家の落日を思い、老いた自分を鏡に映じ、何を思うであろう。。。
決意であろうか、人生の黄昏であろうか、人の世の無常であろうか・・・

味方が、みな落ちゆく中、ただ一騎引き返し、名も名乗らず戦っていた。
実盛はかねてから心に期すところがあり赤地の錦の直垂に、萌黄縅の鎧を着て・・・
・・・心猛り孤軍奮闘するも、戦い疲れ、手傷も負い、そのうえ老武者・・・ついには討ち取られてしまう・・・。

その討ち取られた首を敵の大将である木曾義仲(源義仲)の御前に差し出すと、
木曾殿は「あっぱれ、これは斎藤別当である。おさな眼に見たので憶えておる。
しかし、髪の黒いことはどうしたことか・・・」と首を洗わせたところ、すっかり白髪が現れ、
木曾殿はじめ、みな涙をおさえるのであった。。。。平家物語より。













[PR]
by gizan-blue | 2011-07-19 12:43 | 白髪<斎藤実盛>